昨夜は、滋賀県在住のシンガーソングライター関島秀樹氏のライブに出かけた〜
荒尾の生まれにして、玉名高校のあの名物体育大会応援団長を勤めたお人だ。
故ばってん荒川さんが歌い、代表曲となったのが、帰らんちゃよか〜だ。
故郷で暮らす、年老いた親が、夢を抱き、遠く都会で頑張る息子に〜
おまえはおまえの思うとおりに生きろ。
自分達のことなど心配せんちゃよか〜
帰らんちゃよか〜
帰らんちゃよか〜
私は都会で暮らした経験はないが、都会暮らしのほとんどの人がそんな想いをしたのだろう〜
荘川桜というダムに沈んだ村人たちの唯一の希望として、移植され、しっかりと根付いた、その桜の苗木を植え続けた男がいたこと〜
志半ばで逝ってしまったが〜
その志はたくさんの人に引き継がれている〜
関島さんが歌うものの中には、日本人として生まれた私たちの血の中に静かにしみてくる何か祈りのようなものがあるようだ。
ライブが終わり私たちは、球磨川鮎に取り付かれ、人吉に住み着き、鮎料理店を開いてしまった男が打った、美味しいお蕎麦を食べ、別れた〜
別れ際、関島夫人と愛娘とで記念写真を撮った。
残念なことに関島氏は画面から切れていた。
私は窯場にもどり、朝まで窯焚きである。